NBAのニュースで「2-way契約(ツーウェイ)」という言葉を見ても、
「結局どういう契約?」
「普通のNBA契約と何が違うの?」
とモヤっとする人は多いはずです。
結論から言うと、2-way契約は NBAとGリーグ(NBAの下部リーグ)を行き来しながら成長するための“育成枠”。
通常のNBA契約(スタンダード契約)とは、出場条件・登録の仕方・扱いが違います。
NBA G Leagueの公式FAQにも、2-way契約の基本ルール(最大3枠/NBAで最大50試合まで等)が整理されています。 Source
最近では日本人選手の河村勇輝選手も、2-way選手として公式のTwo-Way Trackerに掲載されています(NBA:Chicago Bulls/Gリーグ:Windy City Bulls)。 Source
この記事では、2-way契約の仕組みをNBAをわかりやすく整理しつつ、
・出場条件(50試合ルール)
・給料(サラリー)の考え方
・Gリーグとの違い
・2-way→本契約(スタンダード)への昇格パターン
までまとめて解説します。
☆ 最初に結論 ☆(ここだけ読めばOK)
2-way契約=NBAとGリーグを行き来できる育成契約
・各NBAチームは最大3人まで2-way契約を持てる
・2-way選手はNBAで最大50試合まで(アクティブになれる試合数に上限)
・活躍すれば2-way→本契約(スタンダード)に昇格する例も毎季ある
NBAの「2-way契約」とは?(結論を30秒で)

2-way契約は、ひとことで言うと
「NBAチームとGリーグチームの両方でプレーできる枠」
です。
スタンダード契約(いわゆる普通のNBA契約)のように、常にNBAロスターの一員として扱われるのではなく、2-way契約は
基本はGリーグで試合に出て経験を積む → 必要な時にNBAに呼ばれる(アクティブ登録)
というイメージで捉えると分かりやすいです。
2-way契約の基本ルール(人数・対象・期間)

各NBAチームが持てる2-way枠は最大3人
NBA G Leagueの公式FAQでは、Two-Way契約について次のように説明されています。
- NBAチームは Two-Way契約を最大3人まで持てる
- これはスタンダード契約(最大15人)とは別枠
つまり、2-wayは「15人枠の外側にある育成枠」と考えると理解が早いです。
2-way契約できるのはNBA経験が浅い選手(年数制限あり)
2-way契約は、誰でも結べるわけではありません。
公式FAQでは、NBA経験が一定以下の選手が対象であることが明記されています。 Source
※年数の細かな条件は改定される可能性があるので、ひとまず「経験が浅い選手向け」と押さえておけばOKです(気になる人はFAQの原文へ)。
2-way選手はNBAで何試合出られる?「50試合ルール」を図解

2-way契約を理解する上で一番つまずきやすいのがここです。
ポイントは、よくある「出場できる試合数」よりも、
“アクティブ(ベンチ入り)になれる試合数に上限がある”ということ。
NBA G League公式FAQでは、Two-Way選手は
NBAチームで最大50試合まで(not more than 50 games)
と整理されています。
「出場できる」ではなく「アクティブになれる」が重要
超わかりやすくざっくり言うと、
- アクティブ=その試合でNBAチームの選手として登録される(ベンチ入りできる)
- 非アクティブ=その試合はNBA側では登録されない(基本はGリーグ側)
というイメージです。
つまり2-wayは「NBAにずっと帯同して毎試合出る契約」ではなく、
NBAとGリーグを行き来しながらチャンスを掴む契約です。
50試合に近づくとどうなる?(=本契約に切り替える判断が発生)
2-way選手がNBA側でアクティブになれる上限に近づくと、チーム側は現実的にこう考えます。
- このまま使い続けたい → 本契約(スタンダード)に切り替える
- そこまでではない → 2-wayの枠内で運用する(または別の判断)
つまり2-way契約は、活躍次第で「昇格イベント」が起こりやすい契約形態でもあります。
実際に2-way→スタンダードへの切り替え(conversion)は毎季発生します。 Source
給料(サラリー)はどうなる?2-wayの年俸の考え方

ニュースだと省略されがちですが、給与の考え方も公式FAQで整理されています。
Two-Way選手は、
最低年俸(0年目相当)の50%に相当するフラットサラリー
という形で説明されています。 Source
ここで大事なのは、金額そのものより「位置づけ」です。
- 2-wayはスターの大型契約ではなく、育成枠としての契約
- その代わり、Gリーグで試合経験を積みながらNBAのチャンスも得られる
というメリットがあり、キャリアのステップとして価値があります。
2-way契約だと普段はどこでプレーする?(Gリーグ基礎)

2-way契約の選手は、基本的に
Gリーグで試合に出る → チーム事情に応じてNBAに呼ばれる
という運用になります。
『Gリーグ』は『NBAの公式下部リーグ』で、選手だけでなくコーチやスタッフの育成・実験の場という位置づけです。
「コールアップ」「アサインメント」との違い(混同しやすい用語を整理)
NBA周辺の用語は混ざりやすいので、ここだけは分けて覚えるとスッキリします。
コールアップ(Call-Up)
- Gリーグ契約の選手がNBA契約を勝ち取ること(一般的な“昇格”)
アサインメント(Assignment)
- すでにNBA契約の選手が、調整や育成でGリーグに送られること
このあたりの考え方は、Gリーグ側の解説ページでも整理されています。 Source
具体例①:河村勇輝の2-way契約(ブルズ/Windy City Bulls)
制度を理解する一番早い方法は、実例を見ることです。
河村勇輝選手は、Two-Way契約の選手として公式トラッカーに掲載されており、
NBAチーム(Chicago Bulls)とGリーグチーム(Windy City Bulls)の組み合わせが確認できます。 Source
河村勇輝選手のケースが分かりやすいのは、2-wayが
「実戦経験(出場機会)を確保しながら、NBAの扉を開けるルート」
として機能している点です。
具体例②:2-wayから“本契約(スタンダード)”に昇格するパターン
2-way契約は最終ゴールではなく、
「本契約(スタンダード契約)へのステップ」として使われることが多いです。
実際、2-way→本契約への切り替え(conversion)は毎季のように起こります。
Hoops Rumorsでは、シーズンごとに「2-way→スタンダード」などのconversionが追跡されており、昇格が“例外”ではなく、リーグ全体で起きている動きだと分かります。 Source
昇格が起きやすいタイミング(よくある3パターン)
初心者向けに整理すると、昇格が起きやすいのは主に次の局面です。
- NBA側で怪我人が出て、ローテの穴埋めが必要になった
- Gリーグで結果を出し、NBAでも役割がハマった
- シーズン後半に向けてロスターを固めたい(“残したい選手”を確保したい) Source
昇格しやすい選手の特徴(初心者向け)
「圧倒的エース」よりも、昇格しやすいのはこういうタイプです。
- 何ができるかが明確(守備、3P、リバウンド、ハンドラー等)
- 限定ロールでもチームにプラスを出せる
- コーチが安心して使える(遂行力・判断ミスの少なさ)
よくある質問(FAQ)

Q1. 2-way契約と普通のNBA契約(スタンダード)は何が違う?
一番大きいのは ロスター枠 と NBA側でアクティブになれる試合数の上限です。
2-wayは育成枠で、公式FAQでも「最大3人」「最大50試合」などのルールが整理されています。 Source
Q2. 2-way選手はずっとGリーグにいるの?
基本はGリーグで試合に出つつ、NBA側が必要なときにアクティブ登録されます。
2-wayは「NBAにずっと帯同する契約」ではなく、行き来しながらチャンスを掴む契約です。 Source
Q3. 2-wayから本契約(スタンダード)になるのは珍しい?
珍しいというより 毎季起きていることです。
実際に2-way→本契約への切り替え(conversion)はシーズン中に複数発生し、追跡記事もあります。 Source
Q4. 河村勇輝も2-way契約なの?
河村勇輝選手は公式のTwo-Way Trackerに掲載されています(NBA:Chicago Bulls/Gリーグ:Windy City Bulls)。 Source
まとめ|2-way契約は「NBAへの最短ルート」になり得る

2-way契約は「NBAとGリーグを行き来できる育成枠」で、通常のNBA契約とはルールが異なります。
特に重要なのは、公式FAQにもある通り
- 2-way枠は最大3人
- NBA側でアクティブになれるのは最大50試合
- 給与は最低年俸(0年目相当)の50%が基準
といった条件です。
そして2-wayは「入口」であり、活躍すれば 本契約(スタンダード)に昇格する例も毎季ある。
2-way→スタンダードのconversionの追跡も公開されています。
今後の河村勇輝選手の契約についても、他の日本人選手のNBA挑戦時の契約などにも注目です。
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