
しつ爺、今年もあの時間がやってきたのだな?

はい、プリンス様。
『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達』の放送でございます。

むむっ……毎年これを見ると胸が締めつけられるのだ。
プロ野球とは、なんと厳しい世界か。

私、この番組で泣かなかった年がありません…!
今年も覚悟してティッシュを用意しました!

輝くスターの裏に、静かに戦う男たちがいる。
――それを忘れてはいけないのだ。
華やかなプレーの陰で、ひっそりとユニフォームを脱ぐ選手たち。
2025年も多くのプロ野球選手が「戦力外通告」を受けています。
この記事では、12球団ごとの戦力外通告リストと注目選手たちの動向をわかりやすくまとめていきます。
TV番組『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達』のファンとして毎年欠かさず観ている筆者が、今年も涙と希望が交錯する「プロ野球の現実」を優しく解説していきます。
2025年戦力外通告とは?その意味と時期

プロ野球のニュースで毎年この時期によく耳にする「戦力外通告」。
一見ショッキングな言葉ですが、これは選手に対して「来季の契約を結ばない」という正式な通知のことを指します。
プロ野球選手は1年ごとに契約を更新する仕組みになっており、チームが来季の戦力として見込まない場合に、この「戦力外通告」が行われます。
つまり、クビではなく契約満了の知らせという位置づけです。
通告が行われる時期は毎年10月上旬〜11月中旬にかけて。
クライマックスシリーズが終わると同時に、各球団で発表が相次ぎます。
また、2回目の通告期間(日本シリーズ終了後)では、主力経験者やベテラン選手が対象となることもあります。
戦力外を受けた選手には、いくつかの選択肢があります。
ひとつは、他球団への移籍を目指す「合同トライアウト」への参加。
もうひとつは、独立リーグや海外リーグでの現役続行、あるいは指導者や解説者への転身です。
年末には、そんな選手たちの姿を追うドキュメンタリー番組『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達』が放送され、視聴者にとっても「プロ野球の現実」を知るきっかけとなっています。
この章では、そんな戦力外通告の背景を理解したうえで、次章からは実際に発表された2025年の選手リストを見ていきましょう。
2025年戦力外通告リスト|12球団別まとめ

2025年シーズンが終わり、各球団では続々と戦力外通告が発表されています。
今年は育成選手を含めるとおよそ100名以上がリスト入り。(10/7現在)
世代交代を進めるチームもあれば、再建を図る球団もあり、それぞれのチーム事情が色濃く表れたシーズンオフとなりました。
ここでは、セ・リーグとパ・リーグに分けて主な動きを見ていきましょう。
◆セ・リーグの動き
読売ジャイアンツ(巨人)
巨人では、ベテラン左腕を含む約11名が戦力外に。
中でも注目は重信慎之介外野手(32歳)と今村信貴投手(31歳)です。
阪神タイガース
2年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神からは7名が戦力外に。
川原陸投手(24歳)や渡辺諒内野手(30歳)などが含まれています。
広島東洋カープ
広島からは田中広輔内野手(36歳)と松山竜平外野手(40歳)という、2016年からのリーグ3連覇を支えた主力選手を含む8名が戦力外に。
中日ドラゴンズ
中日からは6名が戦力外に。石川翔投手(25歳)や加藤竜馬外野手(26歳)など、比較的若い選手が中心となっています。
横浜DeNAベイスターズ
リーグ最多の12名が戦力外となったDeNA。
守護神として長年活躍してきたベテランの三嶋一輝投手(35歳)や京山将弥投手(27歳)、徳山壮磨投手(26歳)といった一軍経験豊富な投手陣が名を連ねています。
東京ヤクルトスワローズ
5年ぶりの最下位に沈んだヤクルトは、高津臣吾監督の退任とともに10名の戦力外を決断。
西川遥輝外野手(33歳)をはじめ、原樹理投手(32歳)、宮川哲投手(29歳)など、一軍で実績のある選手が多く含まれています。
◆パ・リーグの動き
北海道日本ハムファイターズ
12球団で最少の1名のみとなった日本ハム。古川裕大捕手(27歳)が戦力外となり、引退を表明しています。
東北楽天ゴールデンイーグルス
楽天からは阿部寿樹内野手(35歳)と島内宏明外野手(35歳)のベテラン2名が戦力外に。
埼玉西武ライオンズ
パ・リーグ最多の12名が戦力外となった西武。最も注目されるのは、2020年ドラフト1位の渡部健人内野手(26歳)です。
千葉ロッテマリーンズ
吉井理人監督の退任とサブロー新監督就任という大きな転換期を迎えたロッテは、戦力外7名に加えて育成契約満了5名、さらに退団2名という大規模な再編を実施。
特に注目は石川歩投手(37歳)と荻野貴司外野手(39歳)の退団です。
オリックス・バファローズ
オリックスからは5名が戦力外となり、本田仁海投手(26歳)、元謙太内野手(23歳)、佐野皓大外野手(29歳)などが新天地を探すことになります。
福岡ソフトバンクホークス
2年連続リーグ優勝を果たしたソフトバンクですが、12名という大量の戦力外を発表。
2021年ドラフト1位の風間球打投手(21歳)も2年連続で戦力外に。
注目選手とその背景|戦力外通告が伝えた現実と決断

2025年の戦力外通告の中でも、ファンの間で特に大きな反響を呼んだのが、これまでチームを支えてきたベテラン勢や、ドラフト1位で入団した有望株の名前でした。
実績・期待・年齢——それぞれ異なる事情を抱えながら、彼らは今、新たな岐路に立っています。
ここでは、報道でも話題となった注目選手たちを紹介します。
◆ 風間 球打 投手(21歳)福岡ソフトバンクホークス
2021年ドラフト1位、最速157キロ右腕として入団した風間球打投手。
高校時代には世代No.1投手と呼ばれ、ホークスの未来を託された存在でした。
しかし、右肘痛や腰の故障などで思うように登板できず、入団4年でわずか二軍登板のみ。
昨オフには育成契約を結び再起を誓いましたが、結果を残せず2度目の戦力外通告に。
本人は「チームに何も残せなかった」と涙をにじませながらも、社会人野球や海外リーグでの現役続行を模索していると報じられています。
ドラ1の重圧と怪我との闘いを象徴する存在として、彼のこれからに注目が集まっています。
◆ 荻野 貴司 外野手(39歳)千葉ロッテマリーンズ
ロッテ一筋15年、俊足巧打の外野手としてチームを牽引してきた荻野貴司選手。
通算1000安打を超えるベテランで、ファンからの信頼も厚い存在でした。
今季は若手起用が進む中、出場機会が減少。
10月に戦力外通告を受け、球団はコーチ転身を打診したものの、本人は「まだグラウンドで勝負したい」と現役続行を選択。
その決断にファンからは「最後までかっこいい」「またどこかで見たい」と多くの声が寄せられました。
年齢的には厳しい挑戦となるかもしれませんが、走塁のスペシャリストがもう一度ユニフォームを着る姿を期待する声は多いです。
◆ 石川 歩 投手(37歳)千葉ロッテマリーンズ
2013年ドラフト1位で入団し、エースとして長年ロッテ投手陣を支えた石川歩投手。
安定した制球力と緩急自在のピッチングで、チームの黄金期を作り上げた立役者の一人です。
しかし、ここ数年はケガや不調に苦しみ、今季はわずか数試合の登板にとどまりました。
10月7日、球団は石川に戦力外を通告。
コーチ就任の打診もありましたが、本人は「もう少し現役にこだわりたい」と語り、去就は未定となっています。
長年ロッテのエースとしてマウンドに立ち続けた男の決断は、プロの意地を感じさせるものでした。
◆ 田中 広輔 内野手(36歳)広島東洋カープ
広島黄金期(2016〜2018)の主力で、リーグ3連覇を支えた不動のショート。
走攻守三拍子揃ったプレースタイルで、球団を代表する選手だった田中広輔選手も、2025年10月に戦力外通告を受けました。
今季は二軍で打率.333と奮闘していましたが、若手起用が進む中で構想外に。
「まだプレーできる」と現役続行の意思を明かしており、独立リーグや他球団移籍の可能性も模索中です。
広島黄金期を象徴する選手だけに、ファンからは惜別と感謝の声が絶えません。
◆ 松山 竜平 外野手(40歳)広島東洋カープ
『代打の切り札』としてチームを支えた松山竜平選手も、田中と同日に通告を受けました。
勝負強いバッティングで幾度となくチームを救ってきたベテランスラッガー。
一軍出場は減りましたが、二軍では打率.265を記録し、バットはまだ健在です。
球団は引退試合を提案しましたが、本人は「まだ終わりではない」と現役続行を希望。
その姿勢に、多くのファンが「最後まで松山らしい」とエールを送っています。
◆ 渡部 健人 内野手(26歳)埼玉西武ライオンズ
2020年ドラフト1位で入団した大砲候補・渡部健人選手。
体格と長打力で注目を集め、「おかわり2世」と呼ばれたこともありました。
しかし、プロ5年で一軍定着には至らず、2025年に戦力外通告。
ドラ1選手としての重圧や打撃フォームの迷走などが重なり、「期待の大きさがプレッシャーになった」とも報じられています。
まだ20代半ばと若く、トライアウトや独立リーグを経ての再挑戦に期待がかかります。
◆ 三嶋 一輝 投手(35歳)横浜DeNAベイスターズ
DeNAのリリーフ陣を支えてきた元守護神・三嶋一輝投手も、2025年に戦力外に。
2018年には抑えとしてフル回転し、多くのセーブを記録した功労者です。
今季は登板機会が激減し、わずか6試合で防御率10点台。
本人は「まだやれる」と現役続行を表明しており、経験豊富な右腕として他球団からのオファーも期待されています。
長年ファンに愛されたベテランの去就は、今後の注目ポイントのひとつです。
どの選手にも共通しているのは、プロとしての誇りともう一度マウンド・打席に立ちたいという強い意志。
戦力外という現実を前にしながらも、前を向いて歩もうとする姿勢に、ファンは改めてプロ野球の厳しさと美しさを感じさせられます。
今年も注目!『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達』

毎年12月の夜に放送される、TBS系ドキュメンタリー番組『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達』。
この番組は、戦力外となった選手たちのその後を追う人気シリーズであり、野球ファンなら一度は見たことがあるという人も多いでしょう。
◆ 番組の魅力と構成
番組が放送開始されたのは2004年。
以来20年以上にわたり、プロ野球の「光と影」をリアルに描き続けています。
選手本人や家族の葛藤、トライアウトに挑む姿、そして最後のユニフォーム姿など、どのシーンも胸を打つものばかり。
他のスポーツ番組と違い、この番組には派手な演出やナレーションはほとんどありません。
淡々と、けれども確実に、プロ野球の現実を映し出す構成が多くのファンに支持されています。
SNS上では、
「毎年泣かされる」
「妻や子どもの言葉に胸が詰まる」
「この番組を見ると、野球をやる覚悟が変わる」
といった声が毎年トレンド入りするほど。
◆ 2025年版の放送情報(予想)
例年の傾向から見て、2025年版の放送は12月下旬(おそらく30日前後)になると予想されます。
放送時間は例年通り、TBS系で夜11時台(23時〜24時前後)の可能性が高いでしょう。
近年では、トライアウト密着のほかに、戦力外後に第二の人生を歩む選手にも焦点を当てており、「引退=終わり」ではなく「新しいスタート」として描かれています。
また、TVerやParaviなどの配信サービスでも見逃し視聴が可能になりつつあり、地上波だけでなくスマホ・タブレットでも気軽に見られるようになっています。
◆ 2025年、密着が予想される選手たち
今年の戦力外組の中では、風間球打投手(ソフトバンク)や渡部健人内野手(西武)、田中広輔内野手・松山竜平外野手(広島)、石川歩投手・荻野貴司外野手(ロッテ)らが番組で密着される可能性があるのではと個人的に注目しています。
特に風間投手のようにドラ1からの転落劇は番組の象徴的テーマでもあり、その再出発の様子は多くの視聴者の心を動かすでしょう。
『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達』は、単なるスポーツ番組ではなく、人生の物語を描くドキュメンタリー番組なのです。
2025年版もまた、多くの涙と希望を届けてくれるはずです。
まとめ|プロ野球の現実と希望

華やかなプレーの裏側には、静かにユニフォームを脱ぐ選手たちの姿があります。
2025年もまた、多くの選手が「戦力外通告」という現実に直面しました。
その一方で、野球を愛する気持ちを胸に、もう一度バットを握り、マウンドに立とうとする選手たちがいます。
彼らの姿は、ファンにとっても挑戦する勇気を教えてくれるもの。
プロの世界は厳しいけれど、努力や夢を捨てない限り、物語は終わりません。
『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達』という番組が長年愛され続けている理由は、そこに人間ドラマがあるから。
勝者も敗者も関係なく、野球という共通の情熱で生きる人々の物語があるからです。
今年もまた、彼らの再出発を見届けましょう。
そして、新たな場所で輝く元選手たちの姿を応援し続けたいですね。
👉 『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達 2025』の放送情報を公式サイトやTVerで確認してみてください
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